さて本日は、
学歴ロンダリング(学歴ロンダ、ロンダ)
についてです。

学歴ロンダリングとは何か?
「自身の卒業大学よりも社会的評価や偏差値・知名度などが上位の大学の大学院に入学・修了することで最終学歴が更新されることを揶揄する表現。」のことです。(出典:wikipedia)
例を挙げると、明治大学理工学部を卒業、東京大学の理系院に入学・卒業し、
最終学歴を「東京大学大学院工学系研究科」とすることです。
ちなみに大学院入試は、「さも難しいんだろうな」との感覚を受けますが、
大学受験に比べると非常にハードルが低くなっています。
ちなみに倍率も1倍後半から2倍程度。
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/app/entrance_05.html


さて、学歴ロンダは有用なのか?
(※前提として、就職活動をすることだけに限った記事です。)


結論から申し上げると、
東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学、旧帝大、(上智)以外の大学から、上記大学への学歴ロンダは有用だと思います。
(以下、これを「out→in」と表現する。)


就職活動での書類選考において、
学歴が通過基準にある場合は、
あくまでも最終学歴だけで判断します。
なぜならこちら側は、
「学歴がいいから採りたい、学歴が低いから落としたい」
と言った理由で、書類の当落を決めているわけではなく、
「効率よく選考をしたい」
「面接できる人数に限りがある」
と言った理由に過ぎないからです。
ほんとは優秀だったら採りたいんですよ。
ただ、それだけの人と時間とスペースがない。


さて、ここでロンダのパターンを見ていきましょう。
in-in、in-out、out-in、out-outの4パターンが考えられますが、
議論になるのは「in-in」「out-in」の2パターンです。


まず「in→in」に関して。
東大生限定セミナーなどに呼ばれるくらいで、
ほんの少しチャンスが増えることがあるかもしれませんが、ほんとに微々たるもの。
ゆえに就活のためにするという必要はないです。
書類が通れば、慶應商も東大理院もいっしょです。


では、「out→in」はどうか。
編入であろうが、文転であろうが、院に入学であろうが
いずれのパターンも有用。
少なくとも新卒採用では、
「In」側にいなければ、外資系投資銀行、コンサル、日系超一流企業から
門前払いを食らってしまう現実があります。
いったん就職して実力をつけて・・・との道も確かにありますが、
うまくいいポジションで働けるかということもありますし、
「少なくともジュニアクラスは東京一工早慶しか採らない。」としている企業もあるため、
なかなか厳しいようです。
「よく文系の院は不利だと言われますが・・・」との声もよくありますが、
そんなことはないので気にせず自分のやりたいことをやってみてください。
ちなみに年増、留年も20代なら関係ないです。
(それ以上の歳になると、さすがにこき使いにくいとの事情です。)


以上になります。

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