高校教諭が自分の子供の入学式に出席するため、担任を務める新入生の入学式を欠席したことが話題になっている。


担任教諭の入学式欠席に教育長から注意

埼玉県の県立高校で、50代の女性教諭が長男が通う別の高校の入学式に出席するため、担任をまかされた高校1年生の入学式を欠席した。入学式の担任紹介で校長が欠席理由を説明し、教諭が事前に作成したお詫びの文章を、別の教諭が生徒に配布したそうだ。

これに新入生や保護者から不安の声があったとして、県教育長が異例の注意をしたとのこと。

ネットに飛び交う様々な意見

この件について様々な意見が寄せられているが、大きく分けると「間違ってる」「仕事が優先」の意見、「問題ない」「自分の子供が優先」の意見、「学校側の対応が間違っている」の3つがあった。

最初の「間違ってる」「仕事が優先」では、教諭の子供が高校生であることも一因のようだ。何かの事情を慮る書き込みもあったが、「小学校入学ならともかく、高校生であれば親の出席は不要」の意見が多い。また「それこそ親なら、子供の入学式に休む担任に子供を任せられるのか?」のような意見もあった。

「問題ない」「自分の子供が優先」では、事前に準備や手続きをしている以上、休むのは問題ないとしている。また「学校側の対応が間違っている」では、先の「問題ない」と重なる部分があり、「休暇を許可したことが問題」や「担任にするのを避けるべき」などの意見だった。

悩みサイトでも類似書き込みが多数

こうした状況は、インターネットの悩み相談サイトでも多数見ることができる。

「入学式と葬式」「結婚式と運動会」「旅行と入院」など状況はいろいろだが、概ねの傾向として「先に決まっていた約束を優先」「今後の付き合いに影響が大きい方を優先」するようだ。

それでも「お祝いを貰った」「私の結婚式には来てもらった」「○十年の付き合い」など、個々の事情は複雑だ。最後は何かの決断を下すのだろうが、その結果は自分で受け止めることになる。

他にも入学式を休んだ教諭が3人

報道によると、埼玉県内の県立高校では、先の教諭を含めて4人の担任教諭が、自分の子供の入学式に出席するために、勤務先の学校を欠席したとのこと。おそらく全国分を集計すれば、もっと数は多くなりそうだ。また同様のケースは、今年が初めてではないだろう。

万人が納得する答えはないだろうが、何かの結末を迎えることになるだろう。それはどのようなものになるだろうか。


【ネットの反応】

・ これは許す

・ 何が問題なんだ?

・ こんなことがニュースになっちゃうのか

・ 滅私奉公しろって言ってんのか?

・ 息子を大切にできない奴が他人の子を大切にできるの?

・ 悪くは無いがプロではない

・ 自分の仕事なんだと思ってんだ

・ 有給休暇は労働者の権利ですが

・ 有休は労働者の権利だけど休んじゃいけない時もわきまえないと

・ 1年生の担任でこれは無い

・ 入学式にいないのはさすがにマズイだろ。旦那が出ろよ

・ 母子家庭とかなら許してやれ

・ 今の高校生は親に入学式来て貰うのか・・・

・ 家庭を大事にして仕事は次じゃないのか?
  アメリカならそうだよな

・ 教師としてはどうかと思うが人間としては正しいんじゃないのか



参照:http://irorio.jp/agatasei/20140413/127467/

個々の事案やその人の考え方によって結論は大きく違ってくるんでしょうが、個人的には正式な手続きを踏んでいたならまあ許してもいいんではないかと思いますけどね。難しい問題です。