月並みですが、夏休みの生活で一番大切なのは「生活習慣」の確立です。

明日も明後日も学校が休みとなると、ついついやってしまうのが夜更かしです。夜更かしは、それが原因で翌朝起きるのがつらくなり、寝坊や二度寝につながります。結果として、生活習慣の乱れにもなります。

つまりは、夜更かしこそが悪循環の始まりなのです。生活習慣の確立には、理想は11時までに、遅くても12時までには就寝することが大切です。

夜更かし=携帯電話の使用

「夜更かしはダメ」と言うのは簡単ですが、いざ早寝早起きを実行するとなると、なかなか難しいのが現実ではないでしょうか。

まずは携帯電話の扱いに気をつけましょう。今の中学生にとって夜更かしの一番の原因は、携帯電話と考えられます。夜遅くまで、友達と電話をしたり、メールのやりとりをしていては、早く寝られるはずもありませんね。

そんなときは、「寝室に携帯電話は持ち込まない」や「夜、○時以降は電話もメールもしない」などのルール作りをしましょう。また、一般常識として「夜遅く(10時以降)に電話をすることは失礼なことにあたる」というマナーも、こういう機会に子どもに教えておきたいですね。

それでも、「メールが来るんだから仕方ないじゃん」といった子どもの言い分には、「夜○時には寝るから、メールはその時間までにくれるように友達に伝えておけばいいんじゃない?」と、そう答えましょう。

早起きにはこんな裏技も

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早起きできるための裏技とは?
夜更かしせず早く寝ることができたとしても、朝早く起きられるかどうかは別問題です。

冬場、寒くてベッドから出るのが億劫なように、夏場と言えども朝ベッドからすぐに出ることができるとは限りません。ましてや、子ども部屋にエアコンがある場合はなおさらです。

そんなときは、「勉強部屋(勉強する時間)のみエアコンをつけても良い」というルールを作ってみるのも良いでしょう。朝快適に起きることができ、勉強できる「環境づくり」も大切なことの一つです。

夏休みの宿題は「お盆」までに終える!

さて、早寝早起きができたところで、朝、どのような勉強をするのが良いのでしょうか。

宿題とストレスはためていても良いことは一つもありません。ここは思い切って、夏休みの宿題をやってしまうことをオススメします。1ページとまでは言わないまでも、たった2、3問でもかまいません。これこそ、まさしく「早起きは三問の得(正しくは、三文の徳)」。

夏休みの宿題は、どうしても後回しになりがちです。これは、「まだ○日も夏休みがある」という油断からくるもの。ですから、夏休みの宿題は「お盆までに終える」のを目標としましょう。

なぜなら、お盆になると、進学塾も夏期講習が休みになったり、また家族そろって実家に帰省したりと、何かと生活リズムが乱れがちです。そして、お盆が終わって気がついた頃には、夏休みがあと10日を切っているなんてことに……。

そうならないために、夏休みの宿題は「お盆までに終える」ことが大切なのです。