暗記すべき英文

(1)彼は私に「僕は高校生だ。」と言った。
He said to me, "I am a high school student."

(2)彼は私に彼は高校生だと言った。
He  told me that he was a high school student.

(3)彼女は私に「あなたは何をしているのか」と言った。
She said to me, "What are you doing?"

(4)彼女は私に私が何をしているのかを尋ねた。
She asked me what I was doing.

(5)母は私に「7時までに宿題を終えなさい。」と言った。
My mother said to me, "Finish your homework by seven."

(6)母は私に7時までに宿題を終えるように言った。
My mother told me to finish my homework by seven.


会話部分の表し方(話法)

会話部分を英文で表すのに2つの方法があります。

1つは、日本語の「 」を使う方法。(直接話法)
英語では~say to …“ ” と、クォーテーションマーク(引用符)を使います。

もう一つは、“ ” を使わない方法。(間接話法)
~tell … (that) ・・・と、後ろの部分に文を引用します。

I said to my mother, "I will come back by five."(私は母に「5時までには帰ってくる。」と言った。)
=I told my mother that I would come back by five.(私は母に5時までには帰るつもりだと言った。)


書き換えるときに注意すること

直接話法の文、He said to me, "I am a high school student."を、間接話法の文に書き換えるとき、

(1)say toをtellにかえます。このとき、コンマ(,)や” ”をとって、「~と」にあたる接続詞thatを使います(接続詞のthatは省略するこもできます)。

(2)彼の発した言葉は「僕は高校生」でしたが、私の立場からすると「彼は高校生」になるので、代名詞Iをheにかえます。

(3)
"I am ~."は現在形の独立の文ですが、that~はHe  told me ~の文に入り込んだ節ですから、『時制の一致』により動詞の時制を過去形にそろえないといけません(時制の一致についてはこちらを参照)。
be動詞のamを過去形のwasにします。

→He  told me (that) he was a high school student.

つまり、"I am a high school student."は、彼の発した言葉そのものであるのに対し、(that) he was a high school student.は、私の立場から彼について述べたものだから、今の私から見た関係に動詞も代名詞もかえないといけないということです。


会話の内容が疑問文のとき

She said to me, "What are you doing?"の文を間接話法に書き換えてみましょう。

→She asked me what I was doing.

(1)動詞のsaid toを、「尋ねた」わけだから動詞askにかえます。

(2)疑問詞に導かれた節になるので、間接疑問文の語順である「疑問詞+主語+動詞~」に、語順を入れかえます(間接疑問文についてはここを参照)。

(3)代名詞をyou→Iに、時制の一致から動詞をare→wasにかえます。


会話の部分が命令文のとき

My mother said to me, "Finish your homework by seven."の文を間接話法に書き換えてみましょう。

My mother told me to finish my homework by seven.

(1)動詞のsaid toをtoldにかえます。

(2)「・・・に~するように言う」の文である、tell+人+to~の形にします(tell+人+to~についてはこちらを参照)。

(3)母からみたyour homeworkを、私からみたmy homeworkにかえます。




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