世界地理分野のうち、北アメリカの章が一目で理解できるように、重要事項を最もわかりやすくまとめました。

1、北アメリカ
北アメリカ
































地形…西にロッキー山脈、東にアパラチア山脈、その間にミシシッピ川と中央大平原

中央大平原ミシシッピ川流域に広がる広大な平野を地形構造から呼ぶときの言葉

グレートプレーンズ…中央大平原と隣接する、ロッキー山脈から流れ出る川が形成したロッキー山脈東側山麓の平野をさす言葉

プレーリー…温帯の背丈の高い草原を意味する言葉、その草原が生えている地域をプレーリーと呼ぶ

中央大平原グレートプレーンズは隣接した地域名だが、プレーリーは植生や土壌に着目した呼び名なので中央大平原やグレートプレーンズと重なることもある(つまり、地図では3つが別のもののように並んで記述してあるが、はっきりと区別できるものではない)。



気候…カナダ・アラスカは冷帯(タイガ気候)、東西海岸部は温帯、西部に乾燥帯、メキシコ湾岸は亜熱帯熱帯

歴史先住民インディアン(ネイティブアメリカン)・イヌイット、16世紀からヨーロッパ人が移住、18世紀にアメリカ合衆国建国、アフリカから奴隷として黒人、最近はアジア系・中南アメリカからヒスパニック(スペイン語系)が増加


2、アメリカ合衆国の農業
世界の食料庫小麦とうもろこし大豆綿花輸出は世界一

大規模農業企業的農業大農場機械化された農業、巨大企業であるアグリビジネス穀物商社)と契約

適地適作…気候・土壌に最適の作物を栽培
アメリカの農業五大湖周辺…酪農

東部…近郊農業

カナダ・グレートプレーンズ北部・プレーリー…小麦

東中部…とうもろこし

南部・・・綿花

メキシコ湾岸…果物・野菜

ロッキー山脈…放牧

カリフォルニア州…果物・野菜・米


3、アメリカ合衆国の工業
資源…鉄鉱石(メサビ)、石炭(アパラチア)、石油・天然ガス(メキシコ湾岸・カリフォルニア)

古い工業地帯…北東部五大湖周辺で鉄鋼業自動車工業

北緯37°以南…サンベルト(宇宙産業・石油化学)

サンフランシスコ郊外…シリコンバレー先端技術産業

ロサンゼルスシアトル航空機


グローバル化…マイクロソフト・グーグルなど情報通信産業で世界をリード

多国籍企業…世界各地に支店や工場

NAFTA北米自由貿易協定)…アメリカ合衆国カナダメキシコ3国で関税をなくす


4、世界をリード
国際石油資本メジャー)…資源の供給と価格を支配

ウォール街ニューヨーク)…世界の金融の中心地

文化音楽(ジャズ・ロック)、映画(ハリウッドで製作)、商業(ショッピングセンターファーストフードコンビニエンスストア)、インターネットは世界に広がる


5、都市の発達
都市化…都心(ダウンタウン)にオフィス、富裕層は郊外に居住、貧困層はスラムを形成

メガロポリスボストンからワシントンD.C.まで、大都市がつらなっている

多民族国家公民権法で差別を禁止

6、カナダ
面積は世界第2位、イギリス系移民が多くケベック州にはフランス系住民、小麦・木材・ニッケル・鉄鉱石・銅などを輸出


7、メキシコ
首都はメキシコシティ、石油・銀を輸出



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