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世界地理分野のうち、南アメリカの章が一目で理解できるように、重要事項を最もわかりやすくまとめました。

1、南アメリカ
南アフリカ自然・気候アマゾン川河口を赤道が通る→熱帯雨林気候

アンデス山脈高山気候

ブラジル高原→乾燥帯

ラプラタ川流域…温帯


セルバ…アマゾン川流域の熱帯雨林

セラード…ブラジル高原の草原

パンパ…ラプラタ川流域の草原

歴史スペインポルトガルが侵略(インカ帝国滅びる)植民地に(ラテンアメリカと呼ばれる)、現在は12の国

公用語ブラジルのみポルトガル語、他はスペイン語

民族…先住民はインディオ、ヨーロッパ系と先住民の混血がメスティーソ、他にアフリカ系との混血、日本からの移民も150万人

モノカルチャー経済…農産物、鉱産資源

メルコスール(南米南部共同市場)…関税の引き下げ、ブラジルアルゼンチンウルグアイパラグアイベネズエラ


2、ブラジル
農業…コーヒーの生産・輸出は世界一、さとうきびバイオ燃料(石油の代替エネルギー)、とうもろこし大豆

鉱業…鉄鉱石(イタビラ・カラジャス)、日本も輸入

工業…自動車工業など(BRICs(ブリックス)の一つ)

開発…アマゾン川の開発(横断道路の建設や焼畑農業環境破壊、入植者の貧困化)、セラードの開発(機械化された大農場でコーヒー・大豆)

オリンピック…2016年、南アメリカで初の夏季オリンピックがリオデジャネイロ


3、ベネズエラ
マラカイボ湖周辺で石油産出、OPEC加盟国

4、ペルー
インカ文明の遺跡が世界遺産、を産出、漁業がさかん、首都リマの周辺にプエブロホーベン(新しい村)と呼ばれる住宅地区(スラム化)

5、ボリビア
内陸国、すず鉱石を産出

6、チリ
の産出が世界一

7、アルゼンチン
パンパ小麦大豆牧牛、自動車工業


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世界地理分野のうち、北アメリカの章が一目で理解できるように、重要事項を最もわかりやすくまとめました。

1、北アメリカ
北アメリカ
































地形…西にロッキー山脈、東にアパラチア山脈、その間にミシシッピ川と中央大平原

中央大平原ミシシッピ川流域に広がる広大な平野を地形構造から呼ぶときの言葉

グレートプレーンズ…中央大平原と隣接する、ロッキー山脈から流れ出る川が形成したロッキー山脈東側山麓の平野をさす言葉

プレーリー…温帯の背丈の高い草原を意味する言葉、その草原が生えている地域をプレーリーと呼ぶ

中央大平原グレートプレーンズは隣接した地域名だが、プレーリーは植生や土壌に着目した呼び名なので中央大平原やグレートプレーンズと重なることもある(つまり、地図では3つが別のもののように並んで記述してあるが、はっきりと区別できるものではない)。



気候…カナダ・アラスカは冷帯(タイガ気候)、東西海岸部は温帯、西部に乾燥帯、メキシコ湾岸は亜熱帯熱帯

歴史先住民インディアン(ネイティブアメリカン)・イヌイット、16世紀からヨーロッパ人が移住、18世紀にアメリカ合衆国建国、アフリカから奴隷として黒人、最近はアジア系・中南アメリカからヒスパニック(スペイン語系)が増加


2、アメリカ合衆国の農業
世界の食料庫小麦とうもろこし大豆綿花輸出は世界一

大規模農業企業的農業大農場機械化された農業、巨大企業であるアグリビジネス穀物商社)と契約

適地適作…気候・土壌に最適の作物を栽培
アメリカの農業五大湖周辺…酪農

東部…近郊農業

カナダ・グレートプレーンズ北部・プレーリー…小麦

東中部…とうもろこし

南部・・・綿花

メキシコ湾岸…果物・野菜

ロッキー山脈…放牧

カリフォルニア州…果物・野菜・米


3、アメリカ合衆国の工業
資源…鉄鉱石(メサビ)、石炭(アパラチア)、石油・天然ガス(メキシコ湾岸・カリフォルニア)

古い工業地帯…北東部五大湖周辺で鉄鋼業自動車工業

北緯37°以南…サンベルト(宇宙産業・石油化学)

サンフランシスコ郊外…シリコンバレー先端技術産業

ロサンゼルスシアトル航空機


グローバル化…マイクロソフト・グーグルなど情報通信産業で世界をリード

多国籍企業…世界各地に支店や工場

NAFTA北米自由貿易協定)…アメリカ合衆国カナダメキシコ3国で関税をなくす


4、世界をリード
国際石油資本メジャー)…資源の供給と価格を支配

ウォール街ニューヨーク)…世界の金融の中心地

文化音楽(ジャズ・ロック)、映画(ハリウッドで製作)、商業(ショッピングセンターファーストフードコンビニエンスストア)、インターネットは世界に広がる


5、都市の発達
都市化…都心(ダウンタウン)にオフィス、富裕層は郊外に居住、貧困層はスラムを形成

メガロポリスボストンからワシントンD.C.まで、大都市がつらなっている

多民族国家公民権法で差別を禁止

6、カナダ
面積は世界第2位、イギリス系移民が多くケベック州にはフランス系住民、小麦・木材・ニッケル・鉄鉱石・銅などを輸出


7、メキシコ
首都はメキシコシティ、石油・銀を輸出



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世界地理分野のうち、ヨーロッパの章が一目で理解できるように、重要事項を最もわかりやすくまとめました。

ヨーロッパ1、ヨーロッパの特色

国…40以上の国、先進国が多い

自然…北部に氷河に削られたフィヨルド、中部に平野、南部に険しいアルプス山脈、アフリカとの間に地中海

気候…北部は冷帯、大西洋岸は北大西洋海流(暖流)と偏西風の影響で高緯度だが温暖(西岸海洋性気候)、地中海沿岸は夏に雨が少ない(地中海性気候)

民族…北部・中部はゲルマン民族、南部はラテン民族、東部はスラブ民族

宗教…キリスト教徒が多く、北部・中部はプロテスタント、南部はカトリック、東部はギリシャ正教


2、EU(ヨーロッパ連合)
アメリカと競争できる経済力をつけるために経済と政治の統合をめざす組織、1967年、EC(ヨーロッパ共同体)を設立、1993年、EU(ヨーロッパ連合)に、本部はベルギーブリュッセル

1967年 EC(ヨーロッパ共同体):西ドイツフランスイタリア・ベネルクス3国(ベルギーオランダルクセンブルグ)

1973年 イギリス・デンマーク・アイルランドが参加、のちにギリシャ・スペイン・ポルトガルが参加

1993年 EU(ヨーロッパ連合)成立

1995年 オーストリア・スウェーデン・フィンランドが参加

2004年 ポーランド・チェコ・スロバキア・バルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)・スロベニア・ハンガリーの東ヨーロッパ諸国とマルタ・キプロスの10国が参加

2007年 ブルガリア・ルーマニアが参加

2012年現在の参加国は27か国

EU(ヨーロッパ連合)の共通通貨ユーロ(EURO)、16か国で使用


3、農業
中部…穀物(小麦など)と飼料作物(とうもろこしなど)と牧畜(牛など)を組み合わせた混合農業

北部やアルプス酪農

地中海沿岸…オリーブやぶどうを栽培する地中海式農業


4、ヨーロッパのおもな国
イギリス…世界で最初に産業革命が起こる、北海油田で石油、ユーロトンネルでフランスとつながる

フランス…首都パリは芸術の都、農業も盛んで小麦の輸出

ドイツ…第2次大戦後東ドイツ・西ドイツに分裂、1990年に統一、工業が盛んでライン川流域に工業地帯

イタリア…ローマ帝国の古代遺跡、北部で工業・南部で農業

オランダ…干拓地ポルダー、ロッテルダムにユーロポート(EUの共同港)

スイス永世中立国、移牧(家畜を季節で移動)

ロシア連邦…世界最初の社会主義国ソビエト連邦(1991年解体)の大半を占めていた、面積は世界一、国土地帯で小麦、石油をパイプラインでEUに供給、シベリア鉄道などでシベリア(ウラル山脈の東側)を開拓


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世界地理分野のうち、アフリカの章が一目で理解できるように、重要事項を最もわかりやすくまとめました。

1、アフリカ
多くの独立国…53の独立国、植民地として分割された時代のなごりから直線の国境線が多い
サハラ以北は白色人種のアラブ人、南部は黒人

アフリカサハラ砂漠…世界最大の砂漠

ナイル川…世界最長の川

サハラ砂漠より北の地域…イスラム教アラビア語

サハラ砂漠より南の地域…サヘル(サハラ砂漠の南に広がる地域)、砂漠化が進む



アフリカの気候
熱帯雨林気候赤道直下のコンゴ盆地ギニア湾岸

乾燥帯…熱帯雨林の北と南は砂漠気候、その周辺はステップサバナ

温帯…北端の地中海周辺と南端の南アフリカ共和国は温帯


2、アフリカの歴史
人類誕生の地→奴隷植民地独立

奴隷貿易…15世紀~19世紀、ヨーロッパ諸国が分割して植民地に、奴隷貿易で黒人を南北アメリカへ

植民地…第2次世界大戦以前の独立国は4国(エジプトエチオピアリベリア南アフリカ共和国

多くの植民地が独立…戦後続々と独立、特に1960年に17の国が独立して「アフリカの年」といわれる

多くの問題点…国内での民族の対立や内戦、国境紛争、難民、飢餓、国連やNGOが支援している


3、アフリカの農業
熱帯…焼畑農業(いも・雑穀)

砂漠…遊牧(らくだ・羊・山羊)

オアシス…麦・なつめやし

地中海沿岸…地中海式農業(オリーブ・ぶどう)

輸出用作物の栽培…植民地時代のプランテーション農業(大農園)から始まる
熱帯雨林…カカオ天然ゴム油やし
サバナ…コーヒーらっかせい綿花
輸出用作物の栽培で食料不足、農民は農村から都市のスラムへ


4、鉱産資源

アフリカの2アルジェリア石油

ナイジェリア石油

コンゴ民主共和国ダイヤモンド

ボツアナダイヤモンド

ザンビア

南アフリカ共和国石炭鉄鉱石レアメタル(コバルト・マンガンなど)

モノカルチャー経済特定鉱産資源農産物に依存する経済、経済情勢の変化や不作で不安定
自給用作物への転換、輸出作物の多様化、工業化をめざしているが、識字率が低い、道路などの整備不足などから成功していない

アパルトヘイト…かつて南アフリカ共和国でおこなわれていた人種隔離政策


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世界地理分野のうち、アジアの章が一目で理解できるように、重要事項を最もわかりやすくまとめました。

1、アジア

歴史古代文明発祥の地、19世紀以降植民地に、発展途上国が多かったが今は経済成長がさかん

地形…ユーラシア大陸のウラル山脈より東がアジア

アジア地形・世界最高峰が並ぶヒマラヤ山脈モンゴル高原チベット高原

・中国に長江黄河、インドにインダス川ガンジス川

・半島としてアラビア半島インドシナ半島

・湿潤アジア
東アジア海岸部東南アジア南アジア
・・モンスーン(季節風)がふき、稲作さかんで、人口多い
・乾燥アジア東アジア内陸部中央アジア西アジア
・・砂漠や高原が多く、遊牧
・冷帯・寒帯シベリア(ロシアのウラル山脈以東)・チベット高原


2、東アジア

中国
(中華人民共和国)(首都:ペキン)

人口・面積…人口は約13億人で世界一、面積は日本の25倍一人っ子政策

民族…9割は漢族、自治区に少数民族

華人…中国から外国に移住した人とその子孫

農業小麦など多くの農産物の生産高が世界一
中国の農業・東北…だいず・とうもろこし
・華北…小麦
・華中…稲作
・華南…稲作(二期作)・茶・さとうきび
・西北…牧畜

生産責任制…政府に売った残りを自由に市場で売ることができる制度






工業…経済改革で外国企業が進出し「世界の工場」へ
郷鎮企業…末端自治区である郷(ごう)や鎮(ちん)に作られた企業
経済特区…外国資本と技術の導入を目的としてもうけられた特別地域
BRICs(ブリックス)…ブラジル・ロシア・インド・中国のこと、人口が多く資源にも恵まれ、大きな経済発展が見込まれている
ペキンシャンハイ…2008年にペキンでオリンピック、2010年にシャンハイで万国博覧会
経済格差…沿岸部の工業地帯と内陸部の農村地帯で大きな格差、農民工(出かせぎ)
開発環境破壊サンシャダム建設と生態系の破壊、大気汚染による酸性雨、工場排水による水質汚濁、放牧による砂漠化


韓国(首都:ソウル)

ソウルに人口の40%が集中

アジアNIEsニーズ新興工業経済地域)…急速に工業化が進んだ韓国・シンガポール・ホンコン・台湾はアジアNIEsと呼ばれる

工業…造船・自動車・電子機器

北朝鮮(首都:ピョンヤン)

社会主義国…農業・工業を政府の計画で進める、2012年にキム・ジョンイルが死去しキム・ジョンウンが後継


3、東南アジア

ASEANアセアン東南アジア諸国連合)…東南アジア諸国の経済協力組織、10か国(インドネシア・シンガポール・タイ・フィリピン・マレーシア・ブルネイ・ベトナム・ミャンマー・ラオス・カンボジア)が加盟

プランテーシ東南アジアョン…大農場で天然ゴム・バナナ・油やしなどを産出し輸出(→モノカルチャー経済:単一産品に頼る経済)

タイ(チャオプラヤ川流域で稲作、世界一の米の輸出国)、ベトナム(メコン川流域で稲作、米の輸出量は世界3位)

天然ゴムタイインドネシアマレーシア

えびや鶏肉を日本に輸出…マングローブ林の破壊の問題

石油天然ガス…インドネシア・マレーシア

工業化…シンガポール・マレーシア

宗教
仏教…インドシナ半島の国々
イスラム教…マレーシア・インドネシア
キリスト教…フィリピン


4、南アジア

南アジア宗教…インドヒンドゥー教)、パキスタンイスラム教)、パキスタンイスラム教)、スリランカ仏教

インド(首都:デリー)…世界第2位の人口(約12億人)、カースト制(身分制度)、米・小麦・茶(アッサム地方)・綿花(デカン高原)、BRICsの一つ、綿工業・機械工業についでIT産業が成長








5、西アジア

西アジアOPECオペック石油輸出国機構)…原油価格や産出量を調整する産油国の組織、西アジアの国が主要メンバー

サウジアラビア(首都:リャド)…ペルシャ湾岸で石油産出、世界一の石油輸出国(埋蔵量は世界の約5分の1)、イスラム教の聖地であるメッカメディナがある








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地理の最初の章、地球・地域・気候・生活が一目で理解できるように、重要事項を最もわかりやすくまとめました。

1、地球

陸と海…陸:海=3:7水の惑星)、陸地は北半球に多い

3海洋太平洋大西洋インド洋

6大陸ユーラシア大陸アフリカ大陸北アメリカ大陸南アメリカ大陸オーストラリア大陸南極大陸

地図
メルカトル図法…角度が正しい、航海図に利用
モルワイデ図法…面積が正しい、分布図に利用
正距方位図法…距離方位が正しい、航空図に利用

緯度…ある地点と地球の中心と赤道とのつくる角度で、北半球は北緯、南半球は南緯で表わす
・赤道は緯度0度、大阪市は北緯34°、北極は北緯90°、南極は南緯90°
・地球儀で赤道に平行にひかれた線が緯線

本初子午線…北極と南極を結びイギリスのロンドンの旧グリニッジ天文台を通る、経度0°を示す線

経度…本初子午線から東まわりに180°までを東経、西まわりに180°までを西経という
東経135°が兵庫県の明石市を通る(この経度を基準に日本の標準時を決めている)
・地球儀で北極と南極を結んで縦に引かれた線が経線

時差…本初子午線を基準に、15°ごとに1時間ずつの時刻の差が生じる


2、世界の地域

世界地図6つのアジアアフリカヨーロッパ北アメリカ南アメリカオセアニア

国際連合加盟国…約190国

世界の人口…約70億人

人口の多い国…中国(約13億5000万)、インド(約12億2000万)、アメリカ(約3億2000万)、インドネシア(約2億3000万)、ブラジル(約2億)



面積が大きい国…ロシア連邦カナダアメリカ中国ブラジル

面積が小さい国…バチカン市国・モナコ

国名の由来…
・アメリカ(探検家アメリゴ=ベスプッチから)
・エクアドル(スペイン語の赤道から)
・オランダ(ネーデルランド:低い土地から)

海洋国…日本・ニュージーランド・キューバなど
内陸国…モンゴル・スイス・ボリビアなど


3、気候

世界の気候区分…熱帯乾燥帯温帯冷帯寒帯

(1)熱帯…赤道直下、北回帰線と南回帰線にはさまれた、最寒月でも18°以上の地域

熱帯雨林気候…年中高温多雨熱帯雨林(ジャングル)が広がる

サバナ気候…熱帯雨林気候の周囲にあり、雨季乾期があり、サバナ(草原)が広がる

(2)乾燥帯…南と北の回帰線付近の、乾燥しすぎて植物が生育しにくい地域

砂漠気候…植物が生育せず、1日の気温差が大きい

ステップ気候…少量の雨が降り、ステップ(短い草の草原)が広がる

(3)温帯…温暖で四季がある、最寒月の気温が-3°~18°の地域

温暖湿潤気候…大陸の東側にあり、季節風モンスーン)が吹く

西岸海洋性気候…大陸の西側にあり、暖流偏西風の影響で気温と降水量の変化が小さい

地中海性気候…夏の降水量が少ない

(4)冷帯(亜寒帯)…最寒月の気温が-3°以下の地域

タイガ気候…タイガ針葉樹林)が広がる

(5)寒帯…極付近の、最暖月の気温が10°未満の地域

ツンドラ気候…最暖月の気温が0°以上で、夏にこけが生える

氷雪気候…最暖月でも気温が0°未満で、1年中におおわれている

(6)特殊な気候…高山気候

高山気候…空気が薄く、気温が低い、アンデス高地など


4、民族・言語・宗教・生活

民族文化言語を共有して共同体意識を持つ人々の集団(漢民族・大和民族・ゲルマン民族・ラテン民族・スラブ民族など)

母語…最初に覚えた言語
公用語…政府が公式にもちいると決定した言語

世界宗教キリスト教イスラム教仏教
民族宗教ヒンドゥー教ユダヤ教

主食…小麦、米(アジア)、いも

民族衣装…インド(サリー)、韓国(チマ・チョゴリ)・イスラム教徒(チャドル)、アンデスのインディオ(ポンチョ)など


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日本と朝鮮との間に起こった歴史上の出来事を簡単にまとめました。


日本と朝鮮
日本・朝鮮・中国年表
稲作
従来、朝鮮半島を経て稲作が日本に伝わったとされてきたが、最近は、まず東南アジアから日本に稲作が伝わり、その後、日本を経て朝鮮半島に伝わったという学説のほうが有力。


三国(高句麗・新羅・百済)時代(4世紀中頃~676年)

4世紀、倭国(日本)は伽耶を勢力圏におさめ、百済と結んでしばしば新羅高句麗と戦った(高句麗の広開土王の業績を記した好太王碑に記述)。
また、日本は百済を通して、漢字(4世紀)や仏教(6世紀)を取り入れた。

白村江の戦い
663年、滅びた百済の再興をめざして朝鮮に出兵した日本軍は、新羅の連合軍と白村江で戦い、大敗した。
日本は唐と新羅の反攻に備えて九州に防人(さきもり)を配置した。


新羅(676年~936年)
日本の非友好国である新羅が朝鮮を統一したので、従来、朝鮮半島沿岸部を経て唐に入っていた遣唐使の船は東シナ海を渡ることになり、航海の危険が増した。

日本は朝鮮北部に建国した渤海(ぼっかい)と同盟して新羅に対抗した。

9世紀には、新羅の賊が対馬や九州を襲撃する事件が散発した。


高麗(918年~、936年に朝鮮統一~1392年)
元寇
1274年
1281年が日本への侵攻を試みた(元寇:1274年文永の役・1281年弘安の役)。
元寇は、高麗のすすめにが応じたもので、高麗と元の連合軍が日本に攻め寄せた。上陸した高麗軍は、特に対馬で残虐な殺戮をおこなったという記録がある。

鎌倉幕府の命を受けた九州の御家人の活躍があり、暴風雨に悩まされた元軍・高麗軍は撤退した。

倭寇
日本の南北朝時代から室町時代にかけて、倭寇が中国や朝鮮半島沿岸で海賊行為をはたらいた。倭寇には日本人、朝鮮人、中国人などが混在していた。

九州探題の今川貞世(了俊)や大内氏は高麗と交渉して倭寇の討伐をおこなったが、高麗は疲弊し、倭寇討伐に功のあった李成桂によって高麗が滅ぼされ、李氏朝鮮が生まれる契機の一つとなった。


李氏朝鮮(1392年~1910年)

足利義満
李氏朝鮮は室町幕府に対して倭寇の取り締まりを求め、また中国のの要請もあって、室町幕府3代将軍の足利義満は倭寇を取り締まった。義満は明との間で勘合貿易日明貿易)をおこなったが、日本と朝鮮との間でも貿易がおこなわれた。

豊臣秀吉(朝鮮出兵)
1592年、豊臣秀吉の征服を試み、服従しない朝鮮に侵攻した(文禄・慶長の役)。
日本軍は平壌(ピョンヤン)付近にまで攻め込んだが、の参戦で戦線は膠着し、秀吉の死によって撤退した。このとき連れ帰った陶工によって日本へ陶芸の技術が伝わった。

徳川幕府
徳川家康は朝鮮との友好関係を回復しようと試み、対馬藩主である(そう)氏が外交交渉にあたった。

1607年以降、江戸幕府の将軍がかわるたびに、朝鮮から朝鮮通信使が日本を訪れた。
1764年、朝鮮通信使はサツマイモを日本に伝えた。

日朝修好条規
1875年、日本の軍艦、雲揚号が朝鮮の江華島付近で朝鮮の砲台から砲撃を受け反撃して砲台を破壊した(江華島事件)。
日本政府は朝鮮政府に迫って1876年日朝修好条規を締結し、朝鮮の鎖国政策をやめさせた。

日清戦争(下関条約)
1894年朝鮮南部で東学党に属する農民が反乱を起こし(甲午(こうご)農民戦争東学党の乱ともいう)、朝鮮政府は鎮圧を清に依頼し、同時に出兵した日本軍と清軍との衝突をきっかけに日清戦争が勃発した。
日本が勝利し、戦後の下関条約で清は朝鮮が完全な独立国であること(清の属国を脱すること)を承認し、日本が朝鮮に対して指導的な地位を得ることになった。

朝鮮は、独立国家であることを示すために、1897年、国名を大韓帝国と改めた。

日露戦争(ポーツマス条約)
中国東北部と朝鮮の支配をめぐって戦われた日露戦争の講和条約、ポーツマス条約で、ロシアは日本の朝鮮半島における優越権を認めた。


日本に併合(1910年~1945年)
韓国皇帝は、ハーグで開かれた平和会議に日本の干渉を排除するよう要請する密使を送る(ハーグ密使事件)など抵抗したが失敗に終わり、大韓帝国皇帝が日本への併合を要請するという形で、1910年日韓併合条約が締結されて、朝鮮は日本に併合された。

日本は、朝鮮人に参政権を与え、朝鮮の工業化に努めるなど朝鮮の開発を試みたが、日本語教育や創氏改名をおこなって、後に朝鮮から批判されることとなった。


連合国軍による統治(1945年~1948年)
1945年、日本はポツダム宣言を受諾して降伏し、朝鮮の北緯38度より北はソビエト連邦(今のロシア)、南はアメリカによって統治された。


韓国と北朝鮮(1948年~)
1948年、朝鮮半島の南部はアメリカの強い影響力のもとに、大韓民国韓国)となった。
初代大統領はアメリカから帰国した李承晩(りしょうばん)。

1949年、朝鮮半島の北部はソ連の後押しで、朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)となった。
初代首相は金日成(きんにっせい・キムイルソン)。
現在の北朝鮮の指導者、金正恩(キム・ジョンウン)の祖父である。

朝鮮戦争
1950年、北朝鮮軍が北緯38度線を突破して南下し、1953年に休戦協定が結ばれるまで、韓国と北朝鮮が戦った。
最初、北朝鮮軍が優勢で韓国南端の釜山(プサン)まで占領したが、国連軍(実質はアメリカ軍)が韓国軍に合流して北上、次に、中国との国境まで追いつめられた北朝鮮軍を中国の義勇軍(実質は中国軍)が救援し、北緯38度軍事境界線休戦ライン)として休戦となった。

日本は、アメリカ軍への武器修理や製造で工業生産が回復し、好景気となって戦後の経済復興のきっかけとなった。
また、北朝鮮軍を支援したソ連や中国に対抗するため、サンフランシスコ平和条約日米安全保障条約が結ばれ、また、後の自衛隊である警察予備隊がつくられた。

李承晩ライン
1952年、韓国の大統領、李承晩が一方的に海上に設定した線。
ライン内の天然資源に対する韓国の主権を主張し、海域内に出漁していた日本の漁船の拿捕、漁民への発砲や逮捕をおこなった。
また、李承晩ラインの内側にある竹島(韓国は独島と主張)の領有化を宣言し、占領した。

日韓基本条約

1965年、日本の佐藤栄作首相と韓国の朴正煕(ぼくしょうき、パクチョンヒ)大統領との間で調印された条約。
日本と韓国の国交を樹立し、日韓併合条約などの戦前の条約の無効を確認した。
また、日本が韓国に援助資金を与えるかわりに韓国は日本への請求権を放棄することを約束した。


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2012年8月、韓国の李明博(イ・ミョンビャク)大統領は、竹島(島根県、現在韓国が占領し韓国は自国の領土である独島だと主張)に現職大統領として初めて上陸し、また「日本の天皇は韓国に来たいなら謝罪せよ」という趣旨を述べて日本との間に深刻な外交問題を引き起こしました。

案外私たちが知らない隣国朝鮮、その朝鮮の歴史を簡単にまとめてみました。


朝鮮の歴史

1、箕子朝鮮(きしちょうせん)
歴史書に記述されている朝鮮最初の国家。
紀元前12世紀、中国の(いん)の王族である箕子が朝鮮の統治を始めたとされている。


2、衛氏朝鮮(えいしちょうせん)(紀元前194年~紀元前108年)
紀元前194年、中国の燕(えん)出身の将軍である衛満が箕子朝鮮の王を追放して建国した。


3、漢の直接支配(紀元前108年~4世紀中頃)
中国の武帝(紀元前156年~紀元前87年)が衛氏朝鮮を滅ぼし、楽浪郡・真番郡・臨屯郡・玄菟郡の四郡を置いて、400年間にわたり朝鮮を直轄支配した。


4、三国時代(4世紀中頃~676年)
4世紀頃、中国の東北地方(満州)から朝鮮北部を支配した高句麗(こぐりょ・こうくり)、朝鮮南東部を支配した新羅(しるら・しらぎ)、朝鮮南西部にあった百済(ぺくちぇ・くだら)の三国が鼎立して争った。また、南部には小国の連合体である伽耶(かや、加羅(から)・任那(みまな)とも言う)があった。

高句麗広開土王(こうかいどおう)のとき最盛期を迎え、百済高句麗新羅と対抗するため日本の大和朝廷と提携した。伽耶は562年、新羅に併合された。


5、新羅(676年~936年)
7世紀、新羅は中国のと協力して高句麗、百済を滅ぼして朝鮮を統一した。
さらに676年、唐の干渉を嫌って唐の軍隊を朝鮮から追放した。


6、後三国時代(892年~936年)
10世紀、新羅は弱体化して地方に後高句麗後百済などが興った。


7、高麗(こうらい)(918年~、936年に朝鮮統一~1392年)
後高句麗を滅ぼした高麗新羅を攻め滅ぼし、朝鮮全土を統一した。
高麗は、13世紀にモンゴル帝国)の支配下に入った。


8、李氏朝鮮(りしちょうせん)(1392年~1910年)
14世紀、が北に去り高麗は独立を回復したが、李成桂が高麗を滅ぼし、李氏朝鮮を建国して中国のに朝貢した。
李氏朝鮮は、15世紀、世宗のとき最盛期。ハングル文字を作り、儒学を振興し、農業を奨励し、領土を広げた。
17世紀、侵攻してきたに降伏して清の属国となった。
19世紀末、日本・清・ロシアが影響力を争い、日清戦争後の下関条約の属国の地位を離れ、1897年、大韓帝国(1897年~1910年)と国号を変更した。


9、日本に併合(1910年~1945年)
1910年、 日韓併合条約により、日本に併合されて日本の植民地となった。
1919年に日本からの独立を図る三・一独立運動が起きている。


10、連合国軍による統治(1945年~1948年)
1945年、太平洋戦争で日本が敗戦した後、連合国軍により北緯38度線で南北に分割統治(北はソ連・南はアメリカ)され、その後、南部は(大韓民国)、北部は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)となった。


11、韓国と北朝鮮(1948年~)
1950年、南北統一をめざす北朝鮮が韓国に攻め込み、朝鮮戦争が起こった。
1953年、板門店で停戦協定。北緯38度線に現在の軍事境界線がしかれた。



日本・朝鮮・中国の年表
日本・朝鮮・中国年表
(日本・朝鮮・中国三国の関係がわかりやすいようにまとめたもので、細部まで正確なものではありません。)















































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アメリカで物を買う日本人は、アメリカの人にドルで代金を払わないといけないので、円をドルに交換する(円を売ってドルを買う)必要があります。

日本で物を買おうとするアメリカの人は、日本人に円で代金を支払わないといけないので、ドルを円に交換する(ドルを売って円を買う)必要があります。

このようにして、全世界で1日に交換される通貨の額は2兆ドル(約200兆円)を超える膨大な額になるそうです。


為替相場・外国為替相場・為替レート

何円で1ドルと交換できるのか(何円で1ドルが買えるか)、1ドルで何円と交換できるのか(1ドルで何円を買えるか)の数値・比率のことを為替相場(かわせそうば)(外国為替相場為替レート)といいます。

NHKのニュースを見ていて、ニュースの最後に、「今日の東京外国為替市場(かわせしじょう)、昨日より40銭円高ドル安の1ドル=92円58銭で取引されています。」などと言っているのを聞いたことがあると思います。

「1ドル=92円58銭」が、通貨と通貨(円とドル)の交換比率、為替相場(為替レート)です。

1ドル=92円というとき、そのわかりやすい意味は、92円出すと、アメリカの1ドル(あるいは、アメリカで1ドルの値札がついた商品)と交換できる、買える、という意味です。


固定相場制・変動相場制

ニュースで見聞きするように、1ドルが何円であるかは、需要と供給によって、毎日、さらに刻々と、変動しています(円よりドルがほしい人が多ければ円安・ドル高に、ドルより円がほしい人が多ければ円高・ドル安になります)。
これを、変動相場制といいます。

日本は、1973年、経済の実態に合わせるために、変動相場制を採用しました。

それまでは、固定相場制を採用していました。
1949年から1971年までは、1ドル=360円と一定のままでした。

開発途上国は、為替相場が乱高下することによる悪影響をきらって、固定相場制を採用する傾向があります。
2010年現在、中国などがまだ、固定相場制を採用しています。


円高(えんだか)・円安(えんやす)

ここ1年間の為替相場は、円が高いときで1ドル=87円、円が安いときで1ドル=95円の間を推移しています。

よく塾生から「1ドルが87円から95円になったら、95円と高くなったから『円高』ではないのですか?」という質問を受けます。

答えは逆です。
1ドルが95円から87円になったら円高、87円から95円になったら円安です。

円「高」、円「安」の言葉が誤解を招きやすいのです。

円高とは、円の価値・値打ちが高くなること、円安とは円の価値・値打ちが安くなることです。
「円」を、「円の値打ち」と読み替えないといけません。

極端な例をいうと、1ドル160円の円安から1ドル80円の円高になると、160円出さないと買えなかった1ドル(あるいは、アメリカで1ドルの商品) が、80円で買えるようになるわけで、円高は、それだけ円の値打ちが高くなったということです。

円高は「円強」(円が強くなること)、円安は「円弱」と言い換えたほうが誤解を与えないかもしれません。


海外旅行と円高・円安

あなたが、円をドルと交換して、アメリカに旅行に行くとします。

円安(1ドル=95円)のとき

95円で1ドルと交換して、アメリカでその1ドルを使います。
アメリカで1ドルの鉛筆を買ったとします。その鉛筆を95円払って買ったということです。

円高(1ドル=87円)のとき

87円で1ドルと交換して、アメリカで1ドルを使うとします。
アメリカで1ドルの鉛筆を87円払ったら買えるということになります。

日本人が海外旅行に行くときは、今まで95円であったものが87円で換えることになり、円高のほうが得だということがわかります。


外国から日本に来る旅行者にとっては、逆になります。

1ドル=95円(円安)のときは、1ドルを円に両替すると95円手に入るので、日本で95円の物を買うことができます。
1ドル=87円(円高)のときは、1ドルを円に交換すると日本の87円の物しか買えません。

外国人旅行者にとっては、円安が得、円高が損です。


輸出・輸入と円高・円安

輸出企業と円安

87円=1ドルのとき、日本の自動車会社は、日本では87万円の車をアメリカでは1万ドルで売ることになります。

急激に円安が進み、95円=1ドルになったら、日本の自動車会社は自動車購入者から受け取った1万ドルを日本円と交換すると95万円を手に入れることができます。

日本の自動車会社は、何もしないで8万円の利益を得たことになります。

このように、輸出企業にとっては円安は利益を増大させます。

輸出企業と円高


95円=1ドルのとき、日本の自動車会社は、日本では95万円の自動車をアメリカでは1万ドルで売ることになります。

急激な円高で87円=1ドルになったら、自動車会社は売上代金の1万ドルを円に交換すると87万円しか受け取れません。

95万円の自動車を売って、87万円しか手に入らないので、自動車会社は大変な損をこうむります。

輸出企業にとっては、円高は損害をもたらします。


好景気・不景気と円高・円安

好景気と円高

日本の景気が好いとき、企業は、お金を借りてでも(景気がよいので儲かって返せるあてがあるから)企業活動を活発にしようとします。

利子が高くても銀行からお金を借りようとする人が増えますから、日本の金利(銀行が貸し付けるときの利率)があがります。

もし、日本は好景気で高金利なのにアメリカが不景気で金利が低いとすると、お金を運用する銀行や投資ファンドは、利子がつかなくて価値が増えそうにないドルを売って、高い利息が望める円を買おうとするはずです。

こうして、アメリカより日本のほうが景気がよいと、ドルを売って円を買いたい人が増えて円高に向かいます。

不景気と円安

アメリカが好景気で日本が不景気だとします。
アメリカの金利のほうが日本の金利よりは高いはずです。

当然、お金を運用しようとする銀行やファンドは円を捨ててドルと交換しようとするはずです。
そうすると、ドルの需要が高くなって、ドル高、円安に向かいます。

つまり、日本が不景気だと、円安に向かう傾向があるということになります。

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たちは、いろいろな「きまり」に従って生活しています。
その「きまり」に違反すると、警察に逮捕されたり、刑務所に入ったり、被害者に損害を賠償したりしないといけません。

ところで、この「きまり」には、いろいろな種類があって、その「強さ」も種類によって違っているということをご存知ですか。


「きまり」は、つくる機関によって名前が違う

私たちが従わないといけない「きまり」は、どこがつくるかによって、実は名前が違うのです。

憲法・・・国会が、特別の手続きによって提案し、国民全員の投票(国民投票)を経て、つくったり改正したりする「きまり」です。

日本国憲法 第九十六条第一項  この憲法の改正は、各議院総議員三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

法律・・・国会がつくります。

日本国憲法 第四十一条  国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。

政令・・・内閣がつくる「きまり」です。

日本国憲法 第七十三条  内閣は、他の一般行政事務の外、左の事務を行ふ。
六号  この憲法及び法律の規定を実施するために、政令を制定すること。但し、政令には、特にその法律の委任がある場合を除いては、罰則を設けることができない。


(内閣がつくる「きまり」の中には、内閣全体で決定する政令以外に、各省庁がつくる省令といわれるものなどもあり、行政府がつくる「きまり」全体をまとめて「命令」ということがあります。)

条例・・・都道府県や市町村など、地方自治体(地方公共団体ともいいます)の議会がつくる「きまり」です。

日本国憲法 第九十四条  地方公共団体は、その財産を管理し、事務を処理し、及び行政を執行する権能を有し、法律の範囲内で条例を制定することができる。

以上をまとめると、、
国会が提案し、国民投票でつくる「きまり」・・・憲法
国会がつくる「きまり」・・・法律
内閣がつくる「きまり」・・・政令
地方議会がつくる「きまり」・・・条例
ということになります。


憲法・法律・政令・条例は、強さも違う


4種類の「きまり」は、強さの順も決まっています。

憲法が一番強い「きまり」で、憲法法律政令条例の順になります。

一番強い「きまり」は、憲法です。
憲法に違反する法律、政令、条例はつくることができませんし、もしまちがってつくられたとしても無効です。

憲法81条の条文からそれがわかります。

日本国憲法 第八十一条  最高裁判所は、一切の法律命令規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。


二番目に強い「きまり」が法律です。

政令は、法律よりは弱い「きまり」です。



日本国憲法 第七十三条  内閣は、他の一般行政事務の外、左の事務を行ふ。
六号  この憲法及び法律の規定を実施するために、政令を制定すること。但し、政令には、特にその法律の委任がある場合を除いては、罰則を設けることができな い。


政令は、「この憲法及び法律の規定を実施するため」とあるので、政令のほうが法律より下位にあることがわかります。

条例は、もっとも弱い「きまり」です。

日本国憲法 第九十四条  地方公共団体は、その財産を管理し、事務を処理し、及び行政を執行する権能を有し、法律の範囲内で条例を制定することができる。

条例は「法律の範囲内」とあるので、最下位であることがわかります。


憲法>法律>政令>条例となる根拠

憲法>法律>政令>条例の、強さの序列には根拠があります。

日本国憲法の前文に、「主権が国民に存することを宣言し」とあるように、わが国は国民主権を政治の基本にすえています。
国民がもっとも偉いということです。
だから、国民全員で決める憲法が一番強い「きまり」なのです。

いつも国民全体の意見を聞くわけにはいきませんから、実際の政治は、国民から選挙で選ばれ、国民の委任を受けた国会が方針を決定します(日本国憲法前文 「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動」)。
だから、憲法に決められていないことがらについて定めた法律は、それ以外の「きまり」よりは上位のものだということになります。

内閣は、その長である内閣総理大臣を国会が指名しますから(日本国憲法 第六十七条  「内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する」)、国会の指示の範囲内で実際の政治をおこなう機関です。
だから、政令は国会のつくった法律よりは下位の「きまり」です。

最後に、条例はもっとも下位の「きまり」です。
国民はすべて平等でなければなりません(日本国憲法 第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない)、住む場所によって差別的な扱いがあってはいけないのです。
だから、特定の地方自治体だけの「きまり」である条例は、国の「きまり」である憲法・法律・条令よりも下位だということになります。



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