今日はそんな皆さんのために、とっておきの「逆転秘法」の5つのポイントを伝授したいと思います。小6受験生をお持ちの方のみならず、来年以降のご参考に、皆さん是非お読みください。
志望校攻略作戦のかなめは何といっても過去問演習
塾の宣伝文句をいろいろと眺めていると、時々「偏差値10逆転合格!」とか「偏差値40台から○○中に合格!」といった文字を見かけませんか?偏差値が足りてないのに、一体どうやって合格させているのかしら、と不思議に感じたことはありませんか?そんなに逆転合格が簡単にできるわけがないと、思ってらっしゃる方も多いと思います。しかしそれは実は大きな誤解です。模試というのは、多くの学校に対応できるよう、独自のスタイルをあまり持ちません。よく言えば「汎用性が高い」ということなのですが、逆にとらえると「志望校の入試スタイルにはあまり似ていない」ことも多いのです。たとえばある模試では、算数で大問が8~9問用意されていますが、多くの学校では大問は4~5問程度です。模試では大問の数が多いために、素早く正確に解いていかないといけませんが、志望校の入試問題を解くときには、そんなに焦る必要がなかったりもする。つまり出題形式によって、成績の出方が違ってくるというわけです。
ですから模試で偏差値がたとえ10ポイント足りなくても、失望する必要はありません。過去問をやりこむことで偏差値10くらいの不足なら、充分逆転合格が可能なのです。ただしそれも「過去問をやりこめば」という前提の下での話です。過去問をいい加減にしかやっていなければ、当然足りない分の偏差値を縮めることはできません。残りの2か月半、しっかりと計画を立てて、過去問に取り組みましょう。
志望校の入試説明会は会社を休んででも出席しましょう!
保護者の皆様の中には、こんな風に考えてらっしゃる方もいます。「1学期にもう説明会に出席したから、秋の説明会には出る必要はないわね」こうしたお考えは、いますぐ撤回されてください。学校説明会は、何度出席しても損なことはありません。確かに説明会の内容自体は、春と秋とで共通する部分も多く、二度も同じ話を聞く必要はないとお考えになるのも仕方のないことだと思います。しかし秋の説明会では、実は入試問題に関する重要な情報を出してもらえるケースもあります。中には入試担当の先生が「これを出します!」と、ポロッと言ってしまうこともあるのです。特にこれからの時期の説明会では、もう入試問題を作成終了している学校がほとんどですので、それに即して出題傾向を話してくれます。これは絶対に必聴です。
また、入試説明会では、多くの学校で「実際の入試問題」を配布してくれます。本物を使用して過去問演習をおこなえば、お子さんのテンションもきっと上がることでしょう。「実際の入試問題」を入手するだけでも、入試説明会は出る価値ありです。志望校の合格を目指すなら、ご予定をご変更されても出席すべきだと私は思います。
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